【キャンプの履歴書】ぼす(松本 惇平) さん

ぼす(松本 惇平) さん(キャンプディレクター1級/キャンプ歴 小学生から20年)

子どもたちが作ってくれたTシャツ
資格をどう活用している??
私はシステムエンジニアとして仕事をする傍ら、子どもたちとキャンプなど自然体験活動をする団体を運営しています。そのなかで、具体的に「この場面で凄く役立った!」というよりは、さまざまな判断をする上での考え方の幅が広がったと感じています。
思い出に残るキャンプは?
どれも心に残っています(笑)。
小学4、5年生の時、初めて1日7時間も歩いて八ヶ岳を登る3泊4日のキャンプに参加しました。プログラムもさることながら、キャンプの中心となって子どもたちを支える大学生のキャンプカウンセラーたちや、グループリーダーとして参加者と深く関わる高校生たちが、本気で楽しもう、盛り上げようとする姿が印象的でした。
その後、引っ越した先で中高生のころに参加したキャンプでは、そこの良さがありつつも、「もっと良くできるのではないか」という葛藤がありました。
そして社会人2年目の時、理想のキャンプをつくりたいと思い、団体を立ち上げました。それからのキャンプも、どれも心に残っています。まだまだ理想のキャンプには程遠いですが、地道に頑張っています。

キャンプファイアーの火の神

星の話をしているところ
新たに始めたキャンプは?
最近始めた活動のなかで特徴的なのは、「子どもたちが自分で計画するキャンプ」です。
元々、月に1回集まって子どもたちでやりたい事をやろうという事業を去年の10月にスタートしました。そのなかで「キャンプに行きたい」という話になり、今参加者である小学校4年生〜中学生の子どもたちがやりたい事や予算などを話し合いながら進めています。
キャンプのお金の工面をするために、地域のお祭りで出店する話も進んでいます。
キャンプではないですが、最近は冒険遊び場(プレーパーク)や地域食堂(子ども食堂の全世代バージョン)や駄菓子屋事業など、地域活動の分野も積極的に行なっています。
キャンプやキャンプ指導で大事にしていることは?
口を出しすぎない事、相手の状況をちゃんと理解しようと努める事です。
キャンプや指導者資格に興味のある方にメッセージを聞かせて
キャンプはとても意味のある活動であると思っています。ぜひ指導者資格を取るなかでキャンプ愛を育てていただき、キャンプが好きな仲間が増えてくれたら嬉しいです(笑)。
関連リンク
東京都、子ども向け野外活動・体験活動企画団体
モーネ
▶https://mane-npo.org