日本キャンプ協会

【キャンプの履歴書】ざき さん

 

ざき さん(キャンプディレクター1級/キャンプ歴 小学2年生から30年くらい)

 

薪割りの様子

キャンプディレクターの資格を取得した理由は?

キャンプ好きはもとより、将来的にキャンプ関係の仕事に就きたいと考えてインストラクターの資格を取得しました。その後、茨城県キャンプ協会の活動に参加するようになったことや、キャンプ事業を始めたこと、そして前職が学校教員だったことなどの要素が交わり、キャンプディレクターとしてキャンプ事業を企画・運営する意欲や必然性の高まりを感じたことが取得のきっかけです。

 

資格をどう活用している?

自事業でキャンプ事業の企画・運営を進めるなか、マネジメント要素とプログラム要素の両方を分けたり関連づけたりしながら練り上げる過程が、ディレクターとしての学びを活かしている一つの場面だと思います。一人で進めなければいけない事業の体制上、足りない部分ができますが、参加対象を家族に限定していることを活かし、グループリーダーを家族の代表者にするなど参加者でありながらキャンプ事業を運営するメンバーというような位置付けで展開しています。毎回、参加者と共にキャンプをつくりキャンプを楽しむ仲間であるという実感があります。                                                            

 

思い出に残るキャンプは?

小学2年生のときに家族で初めて行ったキャンプが一番印象深いです。
キャンプ場までスムーズに辿り着けなかったこと、テントをうまく設営できなかったこと、両親が少々もめていたことなど、トラブルの多い初キャンプとなりましたが、以後も年一回以上、家族でキャンプに行き続けたということは、それ以上の楽しさを味わうことができたという証だと思っています。    

 

新たに始めたキャンプは?

グループによるソロキャンプです。個人で行っているものではなくて、県協会の事業で寝泊まりする場合、そのスタイルを取ることが多く、ファミリーキャンプとはまた違う楽しさを感じています。 

 

小学校の親子活動で薪割りを指導する様子

キャンプやキャンプ指導で大事にしていることは?

キャンプの参加者を楽しませることはもちろん、自分も楽しむことを大事にしています。そのために、事前にできる限りの備えをして、トラブルが発生するかもしれないことを想定したり喚起したりしながら、当日余裕をもって臨めるようにしています。

 

どんなキャンプをつくっていきたい?

家族を対象にした教育キャンプをつくりたいです。大人の多忙化により、便利なものに頼りがちな社会の情勢から家族関係の希薄化が問題の一つとして聞こえてきますが、やはり教育の根っこは家庭にあると考えています。
子どもも大人も、互いに背伸びすることなく、野外という不便な環境の中で共同生活することで、感じるものがきっとあるし、それが以後の家庭生活や日常生活に生きてくると信じています。
そんな、家族が学びながら楽しめるキャンプを提供していきたいです。  

 

薪割りを指導する様子

キャンプや指導者資格に興味のある方にメッセージを聞かせて

キャンプを始めようとしている方にとって、ハードルが少々高いことは十分わかっていますが、決意やきっかけで一度越えてみるとそこには、子どもにとっても大人にとっても本当にたくさんの楽しさや学びがあります。
また指導者は、キャンプに参加する方々をどうしたいかという事業の目標を達成するためにアイディアや力を合わせることに大きなやりがいと喜びがあります。
プレイヤーとして、またオーガナイザーとして、キャンプを通した教育活動のよさを味わいましょう。                                                                                                 

 

キャンプディレクターの資格取得を迷うキャンプインストラクターの方に向けて、アドバイスを!

「迷ったらGO」というのは少々危険な考え方かもしれませんが、インストラクターからディレクターへのステップアップで迷っている方には適だと思います。責任感の高まりは間違いなくありますが、それに伴って参加者や仲間に与えるものや自身が得られるものなど、たくさんのものが高まるはずです。
ぜひその一歩を踏み出し、いっしょに教育活動に取り組みましょう。

 

関連リンク

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ざきキャンプ企画
▶https://zakicampkikaku.com

 
 

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