【キャンプの履歴書】しょーちゃん さん
しょーちゃん さん(キャンプディレクター2級/キャンプ歴 指導者として<学生時代の指導も含めて>3年)
資格はどんな場面で役立っている?
キャンプを企画、運営する時はもちろんですが、プログラムを提供するときにも講習会で学んだ内容などが役立っています。
例えば、火おこしやテント設営、SUPやカヌー等のプログラムを提供するときに、指導者の問いかけ方を変えるだけでも、参加者の主体性が変わります。どのような問いかけをすると、より参加者の成長につながるのか、そこがディレクターとしての難しさでもあり、楽しさでもあると思っています。
思い出に残るキャンプは?
思い出に残るキャンプは2つあります。
1つ目は、学生時代に行った4泊5日のキャンプです。宿泊キャンプを学生たちで、右も左もわからないながらも、1から企画、運営しました。ときには仲間とぶつかることもありましたが、それでも何度も話し合い自分たちの納得のいくキャンプを運営することができました。みんなが同じ目標を持ち続けることが大切だとわかりました。また、誰が見てもわかりやすい動態表や情報共有の難しさ、それらの大切さを学びました。
2つ目は、野外指導者を育成するキャンプです。このキャンプでは私が指導する様子を先生方に見てもらい、その指導方法に対してフィードバックをもらいます。
自分が指導者としてどこを伸ばしたらいいのか、どこを改善したらいいのかが見えてきます。このキャンプで、指導者として必要な知識や理論の理解が深まり、指導者としての自信がつきました。
自然へダメージを与えない焚き火
みんなで焚き火を囲い1日を振り返る
キャンプやキャンプ指導で大事にしていることは?
参加者に楽しみながら学んでもらうことです。楽しくないことには自分から積極的になれないものです。なので、導入での話し方や問いかけ方で参加者が「ワクワク」するよう心がけています。
どんなキャンプをつくっていきたい?
子供だけでなく、大人も一緒に学んでいけるようなキャンプがあったらいいなと思います。
キャンプや指導者資格に興味のある方にメッセージを聞かせて
キャンプにはさまざまな可能性があります。キャンプとアウトドアスポーツを組み合わせたり、キャンプと防災教育とを組み合わせたりと、考えれば考えるほどいろんな組み合わせ方ができると思います。
ぜひ、一度やってみて、さまざまな活動に応用して欲しいです。
キャンプディレクターの資格取得を迷うキャンプインストラクターの方に向けて、アドバイスを!
ディレクターはテント設営や火おこし等のハードスキル以外にも、ねらいに沿ったキャンプの企画、運営や人を成長させるためのソフトスキル、メタスキルが必要になります。ディレクターとしてスキルを磨けば参加者にキャンプの楽しさや質の高い学びが提供できるほか、キャンプ以外のさまざまな活動に応用が効くので、資格を取得して損はないと思います。
ディレクター取得者が増え、よりたくさんの人に自然体験を通して気付きや学びが提供できることを願っています。