【キャンプの履歴書】だん(折居 巧朗)さん
だん(折居 巧朗)さん(キャンプディレクター2級/キャンプ歴 組織キャンプ5年)
雪中キャンプ(だん)
キャンプディレクターの資格を取得した理由は?
課程認定団体である筑波大学野外運動研究室に所属していた際、指導者賠償責任保険に加入するためインストラクターの資格を取得し、その過程でディレクター資格を知ったことがきっかけです。
同大学院に進学し、野外教育を学び実践を積んでいくなかで、「指導者としての説得力(信頼)のカタチとしての資格の必要性」を感じ、同校カリキュラムでディレクター2級を取得しました。
思い出に残るキャンプは?
大学院1年生時に初めてディレクターを務めた小学校低学年を対象とした夏キャンプです。右も左も分からないなか、先輩方からは「あなたのキャンプなんだから、あなたが決めなさい」と、なかなか直接的なサポートは得られず四苦八苦しました笑。
しかしこのキャンプを通して、ディレクターとしての責任や求められる役割、自分ならではのキャンプの作り方など、今につながるスキルを多く学ぶことができました。今では、当時の先輩方にとても感謝しています。
組織キャンプ野外炊事
どのようなキャンプをつくりたい?
キャンパーが「自然」に対して魅力を感じ、キャンプが終わってからも家族や友達を連れて自然の中に足を運びたいと思えるようなキャンプをつくりたいです。
キャンプで扱う自然は、時に厳しく残酷な試練を与え、また豊かさや恵みを与えくれる存在です。
キャンプの対象や目的にもよりますが、この両側面をバランスよくキャンプに盛り込み、体験することで、自然の本質的な魅力に触れることができると考えています。
自然の豊さや恵みだけでなく、自然の厳しさすらも楽しめるようなキャンプをつくっていきたいです。
尾瀬ヶ原縦走キャンプ(大学生対象)
キャンプや指導者資格に興味のある方にメッセージを聞かせて
キャンプと聞いて、どのようなキャンプが思い浮かぶでしょうか?
キャンプの世界はとても広く、目的・対象・環境に応じてさまざまなスタイルで取り組まれており、短くない歴史の中で多くの知見が積まれています。理論を学びスキルを身につけ、キャンプの魅力を再確認し、多くの人を自然へと誘うキャンプ指導者になってほしいです。