日本キャンプ協会

第27回日本キャンプミーティング

9月30日(土)・10月1日(日)の2日間にわたり、集合で開催する第27回日本キャンプミーティング。

今回のテーマは「子どもとキャンプ」!
1日目は、基調講演「今、子どもたちに必要な育ち」と、子どもとキャンプに関するワークショップ、
2日目は、シンポジウム「子どもの育ちに必要な大人の関わり」とキャンプの実践・研究発表を行います。(9/4 更新)
※イベントは、終了しました。※

参加申し込みは、こちら→ https://cmj27th.peatix.com/

 


 

タイムスケジュール

1日目・9月30日(土)

12:00 受付開始
12:30 開会式
13:00 基調講演・子ども対象プログラム
14:45 ワークショップ
18:00 情報交換交流会
20:00 終了

2日目・10月1日(日)

9:00  受付開始
9:30  ワークショップ
    キャンプの実践・研究(口頭発表1~3)
10:15 キャンプの実践・研究(ポスターセッション)
11:00 ワークショップ
    キャンプの実践・研究(口頭発表4~6)
13:00 シンポジウム
15:00 閉会式
15:30 終了

 


 

イベント内容

 

基調講演

9月30日(土)13:00~14:30

● 今、子どもたちに必要な育ち
講師:
遠藤 利彦 (東京大学大学院教育学研究科・教授/同附属発達保育実践政策学センター長)

子どもの発達の視点から、コロナ禍で体験活動が思うままにできなかった今の子どもたちの現状ならびに、キャンプや自然体験活動に限らず「今、子どもたちに必要な体験」とは何かをお話しいただきます。

 

子ども対象プログラム

9月30日(土)13:00~14:30

● オリセンで秋の自然みーつけた
キャンプや子どもの発達に興味がある保護者の方に基調講演を聞いていただくためのお子様(幼児・小学生)のみで参加できるプログラムです。
キャンプ指導者研修を受けた大学生スタッフと一緒に、オリンピックセンター内を散策します。
子ども1人300円

 

シンポジウム

10月1日(日)13:00~15:00

● 子どもの育ちに必要な大人の関わり
シンポジスト:
今井 悠介 (公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン 代表理事)
塚原 諒 (学校法人茂来学園 理事/しなのイエナプランスクール大日向小学校・中学校 地域連携ファシリテーター)
長﨑 由紀 (岩手県立児童館いわて子どもの森 チーフプレーリーダー)

子どもたちの体験の場づくりをされている3名の方から、その活動内容と活動の中での大人の関わりで大事にされていることを伺います。
キャンプなどの自然体験のみならず、子どもの体験の場に関わるみなさんで、体験の場の重要性を確認するとともに、大人の関わりについて考えましょう。

 

ワークショップ

事例検討や体験型の講座を、1コマ45分間で開講します!
(同じ時間に実施されるワークショップは、当日どちらかお選びいただきご参加ください。)

 

9月30日(土)

 

14:45~15:30
● キャンプにおける「セーフ・フロム・ハーム」

講師:(公財)日本ボーイスカウト連盟 吉村 敏
 人は、文化や習慣・考え方の違いから、うまくいかないことがあるだけではなく、悲しいですが、人を傷つけ危害を加えてしまうことが起こります。さまざまな習慣や考えを持った人が集まる非日常体験であるキャンプで、お互い分かり合えるためには、お互いを尊重し合うことが大事です。ワークショップでは、日本ボーイスカウト連盟が作成した「セーフ・フロム・ハーム」ガイドラインをもとに、これまでの事例を参考にしながら、ワークショップに参加するみなさんといっしょに、キャンプにおいて参加者や指導者が自分自身を危害から守るため、また、意図せず人に危害を与えないための考えや行動について考えます。
 

● 外遊びからキャンプへ ~アウトドアチャレンジ野外力検定を体験しよう~ 
講師:アウトドアチャレンジ協議会 小林 孝之助
 「家あそびより外あそび バーチャルよりリアル ひとりよりみんなで」を合言葉に2009年にスタートした野外技能や自然体験・キャンプ活動の技能や知識を「体験」を通して学び、「検定」にチャレンジする「野外力検定制度」の検定種目の一部体験と紹介を行います。
運営団体である「アウトドアチャレンジ協議会」の方への野外力検定の開催の相談なども可能です。

 

15:45~16:30
● コロナ後どうでしょう〜語り合おう!考えよう!「子どもとキャンプ」~

講師:NPO法人 群馬県キャンプ協会 落合 美波 /兵庫県キャンプ協会 万場 るり子 /鹿児島県キャンプ協会  川畑 和也 
 2021年度オンラインで開催した第25回日本キャンプミーティングからスタートした「キャンプ協会で頑張る若手の集い」。第26回も、第25回に引き続き、キャンプディレクター1級として活躍する平成生まれの若手3名が、それぞれの目線でキャンプ協会の現状を分析し、今後の展望を語りました。
第27回では、同じメンバーが「子どもとキャンプ」について世代を超えて語り合えるワークショップを実施します。

 

●子どもの安全対策を多角的に捉える
講師:(公社)日本キャンプ協会 安全対策委員 寺田 達也
 キャンプ指導者にとって安全管理が必須スキルであることは、言うまでもありません。
ところで、たとえば子どもキャンプで川遊び。みなさんはどんな「安全対策」を検討しますか?
安全対策によるメリットもあればデメリットもあるかもしれません。
メリットとデメリットのバランスをどこで着地させますか?
会場のみなさんとキャンプの安全対策についてじっくり話し合って深めてみませんか?

 

16:45~17:30
● 取り組んだキャンプを発表しよう!~実践報告の作り方~

講師:東京家政学院大学 佐藤 冬果 
 日本キャンプミーティングは、国内外のキャンプの実践発表や研究発表を通じて、参加者同士が交流し、情報交換を行い、それにより新しい知見とネットワークを提供する「キャンプについて語り合える場」として1996年に始まった事業です。キャンプは指導者が100人いれば100通りのキャンプがあると言われます。日本キャンプミーティングでは、そのように多様なキャンプ事例の発表をお待ちしています。みなさまがそれぞれの地で実践しているキャンプを発表し、ディスカッションする機会を作るために、実践報告の作り方を簡単に解説します。

 

● キャンプイベントの作り方、繋がり方
講師:大分市キャンプ協会 中内 信孝  
 「マチキャン」と題し、まちのイベントに自然体験やキャンプ体験のブースを出展し、キャンプに興味を持つきっかけづくりの活動に取り組む大分市キャンプ協会の会長 中内信孝さんをお招きし、ブースをきっかけにつながったキャンプの様子や地域の人とのつながりを大切にしたキャンプ活動の報告とともに、イベントづくり・つながりづくりを考えるワークショップをしていただきます。
 

10月1日(日)

 

9:30~10:15
●『CAMPING』生対談 ―これからのキャンプを語る―

講師:(公社)日本キャンプ協会 会長 平田 裕一 、『CAMPING』編集委員
 日本キャンプ協会の会報誌『CAMPING』で連載する対談企画が、日本キャンプミーティングに出張! 日本キャンプ協会の平田 裕一会長を『CAMPING』編集委員の一同で囲み、「これからのキャンプ」について日本キャンプ協会の中期事業計画ビジョン2025や野外教育の現場の課題なども絡めながら、熱く語り合います。

『CAMPING』200号(2022年4月15日発行)では特集「キャンプ未来予想図Ⅱ」と題して、2035年に焦点を当て12名の識者に近未来のキャンプを語っていただきました。さらに、201~206号では同特集で取り上げたトピックスを深掘りしながら、識者との対談を行ってきました。今回は、この対談シリーズの総仕上げともなる企画です。

人と人をつなぎ、人と社会をつなぐキャンプとは何なのか!?
『CAMPING』を愛読されている方はもちろん、これまで知らなかった方も、次世代を担う子どもたちにキャンプを届けるため、みんなでキャンプの未来を考えましょう!
 

11:00~11:45
●マダニの食いつきの観察と除去体験

講師:(一社) セルズ環境教育デザイン研究所 西海 太介 
 当所で行う生物学研究教室では、毎年夏に小5〜高校生が、解剖実習を行うことができます(昨年はニホンザル、今年はエゾジカ頭部を実施)。
エゾジカの耳には、多くのマダニがついており、頭骨骨格標本の作成の際、食いつくマダニの観察と除去体験を行いました。
今回は、そんな一部を切り取り、野外で活動される皆様にも、マダニの観察と除去を体験していただこうかと思います。
(エゾジカの耳は、エタノールによって標本処理されたものを使用します。)

 

キャンプの実践発表・研究発表 

10月1日(日)
口頭発表

9:30~10:15

●品川キャンピングベース2023~ボランティア団体が運営するキャンプ場の魅力~
発表者:飯作直哉(品川区キャンプ協会)

 品川キャンピングベースは、大井埠頭にある登録利用者限定のキャンプ場を短期で貸切り、キャンプ初心者ファミリーに向けに一般開放、1泊2日のキャンプ体験を提供する事業である。昨年の夏に9日間の日程で初めて実施し、想像を超える参加者の反応を得た。
2年目を迎えたキャンピングベースは、好評につき期間も15日間に延長。キャンプ場は連日キャンパーの楽しむ声で溢れ、無事に終了した。
本事業はボランティア団体・品川区キャンプ協会が運営を担当している。スタッフも全てボランティアのため、人材の確保やスタッフローテーション、現地での運営指導方法など、苦労することが多い。だがボランティアゆえに、とても個性的な、熱の入ったアプローチでキャンプ場の運営に向き合うため、2年目の本事業はとても興味深い進化を果たした。
本発表は、キャンピングベース2年目の振り返りと、ボランティアならでは進化。そして今後の団体としての課題や展望を含め、共有させていただく。

 


 

●野外活動施設と大学とのつながり(連携)による新たな試みの創出
~尼崎市立美方高原自然の家と関西学院大学との共同研究から~

発表者:西垣 幸造・下村悟(公益財団法人日本アウトワード・バウンド協会尼崎市立美方高原自然の家)/甲斐知彦(関西学院大学)

 (公社)日本キャンプ協会は、ビジョン2025で「多くの人々が安全に楽しくキャンプができるよう、社会の隅々までキャンプ を届ける」ことを目標としているが我々も同様に、多くの青少年に安全で効果的な活動を提供することを使命としている。そして、その手段の一つとして大学と連携した取り組みを行っている。具体的には、コロナウイルス感染症の拡大の影響や、それに伴う社会の急激な変化(社会におけるDXと学校におけるGIGAスクール構想など)に伴うニーズの変化に対応するため、尼崎市立美方高原自然の家では4年前から関西学院大学とつながりを持ち、デジタル技術を活用した野外活動の開発やその影響調査について推進してきた。
 本発表では、他の組織とのつながり(連携)を強固にすることで生まれた、新しい活動の開発(ARネイチャーラリー)やとちのきアートプロジェクトの推進などを中心に報告するとともに、そこから生まれた様々な新たな試みを紹介したいと考えている。

 


 

●太尾キャンプのこれまでとこれから
発表者:赤枝美里(H.C.C.C.)
 H.C.C.C.(姫路キャンプカウンセラーズクラブ)は、姫路市を拠点として活動する学生団体です。主に青少年キャンプカウンセラーとして、小中学生と一緒にキャンプをしたり、子ども会のお楽しみ会のお手伝いをしたりしています。毎年夏には、太尾キャンプ場にて子ども会団体を受け入れしてキャンプ活動を行なっております。2020~2021年の間は、コロナ禍の影響もありキャンプを実施できておりませんでしたが、昨年から再びキャンプ場を開放し子ども達を迎え入れ、キャンプ活動を再開しています。キャンプ活動を再開するに辺り、これまでの太尾キャンプの方法を見直し、果たして今の時代にふさわしいものか、より良くしていけないかを考え、計画と実践、振り返りを繰り返しています。より良い太尾キャンプを提供するべく日々努めています。

 


 

11:00~11:45
●子どもの自主・自立の心や生きる力を育てる自然体験キャンプ
~香々地青少年の家での海・森・川をフィールドにした実践から~

発表者:中野 吾一(大分県立香々地青少年の家)
 香々地青少年の家が主催する小学校4年生から中学校3年生までを対象とした自然体験キャンプの実践報告。ソロテントやグループでのテント泊、海辺の環境をいかしたSUP体験、マリンピックや「いかだづくり」と「いかだトライアル」、森の環境をいかしたしいたけ栽培の学習やたき火体験、秘密基地づくり、川の環境をいかした生き物観察等、特徴的な活動をピックアップ。青少年の家につどった子どもたちが仲間と楽しみながら、海と森林、河川とのつながりを体感できる自然体験活動プログラムで躍動。子ども同士のつながりをつくる課題設定や運営組織体制の構築を含めたキャンプ全体の企画、指導に関わる研修、そして、子どもが日常の環境から離れ、年齢も居住地も違う仲間と共同生活をしながら、協力・挑戦し、きずなを深めていく姿から、組織キャンプの意義や目的、指導者のあり方を見つめ直します。

 


 

●自然と向き合い、人と向き合う「オレゴン国際キャンプ」
発表者:庄田 徹哉(ラボ・パーティ/ラボ教育センター)

 全米でも有数の自然の宝庫、アメリカ・オレゴン州。オレゴン国際キャンプは、青少年を対象とした本格的な科学・自然教育を展開しているOMSI(オレゴン産業科学博物館)の運営によって行われる国際キャンプで、ラボ国際交流センターの交流事業として1997年より開始されました。自然を感じ,自然に学び,自然のなかで生活するスキルを学ぶ最良の環境のもとで、アメリカと日本の中学生から大学生年代の青少年が、およそ3週間にわたるキャンプを通じて、自然と自分と仲間と向き合い、お互いの文化を理解し、広い視野を育みます。今回は、2023年度の異文化交流と自然体験の様子を報告します。

ポスター発表

キャンプの実践や研究をまとめた模造紙(=ポスター)を会場に常設。
10:30~11:00には、来場者のみなさんが発表者と交流できるポスターセッションを実施します。

 


 

情報交換交流会

9月30日(土)18:00~20:00

キャンプミーティングに集ったみなさんで情報交換をしませんか?
「キャンプや子どもの体験について語り合いたい!」「ワークショップの講師にもっと話を聞きたい。」「同じような活動をしている人とつながりたい。」「一緒に活動する仲間を増やしたい。」「自分の団体を紹介したい。」
今年は、グラスを片手に会食しながらの実施です。
※会場は、センター棟2階カフェフレンズ
※キャンプミーティングの参加費に加えて、別途費用が必要です。
 


 

開催概要

日時:2023年9月30日(土)・10月1日(日)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センターhttps://nyc.niye.go.jp/
(東京都渋谷区代々木神園町3-1 ※小田急線参宮橋駅下車 徒歩約7分/地下鉄千代田線 代々木公園駅下車 徒歩約10分)

参加費:一般 3,300円(2日間)、1,650円(1日のみ)
学生2,200円(2日間)、1,100円(1日のみ)
オンデマンド配信(基調講演・シンポジウムのみ)1,650円
募集定員:各日ともに100名

 


 

参加申し込み方法

 

参加申し込みは、こちら→ https://cmj27th.peatix.com/
※イベントは終了しました。オンデマンドの申し込みの受付はしておりません。

 

①Peatixにアカウント登録
②申し込みフォームに必要事項を入力
③該当するチケットを購入し、お支払い

 

※1 Google/Twitter/Facebook/Appleアカウントでログインが可能です。
※2 お申し込みいただいた方には、ncaj@camping.or.jpより、後日、当日参加にあたってのお知らせをお送りいたします。@camping.or.jpからのメールが受信できるように設定をご確認ください。
※3 「基調講演」ならびに「シンポジウム」の様子は、1か月間程度のオンデマンド配信を行います。オンデマンド配信は、参加された方とオンデマンド配信を希望された方のみご覧いただけます。当日の参加が難しい場合も、是非お申し込みください。

【その他ご案内】

Webサイト:https://camping.or.jp/campmeeting-in-japan
Facebook:https://www.facebook.com/ncaj.sns

 


 

主催

公益社団法人日本キャンプ協会
【第27回日本キャンプミーティング実行委員会】

中丸信吾(日本女子体育大学):実行委員長
野口和行(慶應義塾大学)
熊澤桂子(東京教育専門学校)
佐藤冬果(東京家政学院大学)
石川大晃(アクトインディ株式会社/いこーよ四季冒険部)

【お問い合わせ】
公益社団法人日本キャンプ協会 担当:蒲 健吾(かばけんご)
TEL:03-3469-0217 Mail:ncaj@camping.or.jp

 

このイベントは、子どもゆめ基金の助成を受けて行われております。

子どもゆめ基金WEBサイトhttps://yumekikin.niye.go.jp/