日本キャンプ協会

【アウトドアでのお願い】豚熱(ぶたねつ)感染拡大防止にご協力ください

 

アウトドア活動をされる皆さまに、農林水産から豚熱(ぶたねつ)感染拡大防止へのご協力のお願いです。
 
豚熱は家畜の豚だけでなく野生のイノシシにも感染する病気で、野生イノシシを介した感染の拡大が問題となっています。
 
この病気は人間に感染することはなく、人への健康に直接的な危険はありません。しかし、豚に感染した場合は死亡することもあり、養豚業に大きな影響を与えています。
 
また、豚熱に感染した野生イノシシは環境中にウイルスを排出するため、登山やキャンプといったアウトドア活動を通じて、人が気付かないうちにウイルスを広げてしまう可能性も指摘されています。
 
このため、農林水産 省消費・安全局動物衛生課では、アウトドア活動をされる皆さまに、以下のような配慮をお願いしています。
 

豚熱の拡散防止に向けてできること

 

ゴミは持ち帰りましょう

(ゴミを漁るために野生イノシシがキャンプ場等に入る可能性があります。そうするとキャンプ場を訪れる方がウイルスに接触するリスクが高まってしまいます。)
 

登山やキャンプをした際には靴の泥をその場で落としましょう

(感染した野生イノシシが排泄したウイルスが土に付着し、土が豚熱ウイルスに汚染されている可能性があります。その土が靴によって運ばれてしまうと、ウイルスが拡散してしまう恐れがあります。)
 

登山やキャンプをした直後は家畜がいる施設には近づかないようにしましょう

(万が一ウイルスが靴や衣服等に付着していた場合、農場等に近付くと豚に感染してしまう可能性があります。)
 

野生イノシシの死体を見つけたら管轄の自治体に連絡しましょう

(死亡している野生イノシシはウイルスに感染している恐れがあり、近付いたり触ったりするとウイルスが付着する可能性があります。)

 
皆さまのちょっとした配慮が、感染症の拡大防止につながります。感染防止へのご理解とご協力をお願いいたします。